2011年5月8日 ~米沢へ行こう!~

昨日の飯坂行きが子供達に好評だったのに味をしめたのか、妻が次なるお出掛けプランを考えている。
「今度は電車に乗って、米沢に行くの。福島ナンバーのクルマだと目立つから、電車で。ボールを持ってって、地元住民を装って松川(最上川)の河川敷でキャッチボールするとかどうかな?」
前向きな発想が心強い。福島第一原発の事故により飛散された放射性物質が直ちには影響を及ぼさないけれど長期的に影響を及ぼしかねない状況になっている今、必要とされるのはポジティブな精神力なのではないかと思う。放射線量が高いのはもう仕方がない。怒りの声を挙げる暇があるのだったら、放射線と今後どうやって付き合っていくかを考えていくべきではなかろうか。
そんな考えから出てきた米沢小旅行(?)プラン。子供達が楽しめるスポットは他にあるだろうかと、地図を片手にネットでいろいろと検索。
屋外で何かを楽しむのであれば、河川敷よりも市街地の北部にある米沢総合公園の方がスペースが広いし、良さそうな感じだ。ただし、ネットで検索してもどういった遊具類があるのかよくわからないし、米沢駅や中心街からかなり離れているのもネック。電車で行きづらいのであれば、却下せざるを得ない。やはり、松川に架かる国道121号線相生橋の袂に広がる芝生で思いっきり遊ぶというのが本命になるだろう。
で、遊んだ後は腹ごしらえ。米沢といえば米沢牛だが、値段が高いので米沢ラーメンの方を戴くことになるかと思う。市内にはラーメン屋が結構多いから、スンナリありつけるだろう。福島県内のご当地ラーメンである喜多方や白河のラーメンと同じく醤油味がベースだが、麺に関しては喜多方、白河が太麺なのに対し、米沢は細麺なのが特徴。両者の違いを堪能しつつ、味わいたいと思う。
食事の後はしばし散策。昨日の旧堀切邸が子供達に好評だったのでできれば歴史的建造物など案内したいところなのだが、米沢は旧城下町の割にはその手の建造物が少ないようだ。強いて挙げれば、松川河畔と米沢城址との中間に位置する東光の酒蔵ぐらいだろうか。子供達に酒蔵を見せたことはなかったはず(ただし、高畠ワイナリーに連れて行ったことはある)なので、興味を持って見学してくれると思う。私も是非日本酒を試飲したいところだ。
その後で、伊達氏や上杉氏が拠った米沢城址を表敬訪問し、お金に余裕があれば隣接する伝国の杜・米沢市上杉博物館へと足を運ぶことになるだろうか… 実際に出掛けるのかどうかは別として、こんな具合に小旅行を計画するのもまた、ちょうど良いストレス解消になるかと思う。