2013年8月28日 ~米沢・新潟旅行記 その4~

今度は、萬代橋から新潟駅方面を撮影。
川の対岸、道路の左側に建っている大きなビルは、地元紙・新潟日報社の本社ビルで、メディアシップという名前がついている。その名の通り、外観は帆船(北前船)をイメージしたものだという。そう言えば、新潟市と同じく日本を代表する港町である横浜市みなとみらいのヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルに、雰囲気が似てなくもない。
なお、メディアシップの向かい側は、路線バスや高速バスが頻繁に発着している新潟交通のバスセンターを中心に、伊勢丹新潟店、LoveLa万代、万代ビルボードプレイスといった商業施設が集中する万代シテイである。
 
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下の写真は、万代シテイの中核施設の一つ、LoveLa万代の外観。2005年までこの場所にはダイエー新潟店が入居していたが、経営不振のため撤退し、代わりにロフトやイオンなどが入居する商業施設へと生まれ変わった。店内には入らなかったが、周囲には、古町界隈ではあまり見かけなかった若者や家族連れの姿も少なくなかった。新潟市の繁華街は「高齢層=古町 若年層=万代シテイ」という住み分けが、できているのかもしれない。
なお、下の写真の奥に写っている塔は、万代シテイ内のランドマーク的な役割を担っているレインボータワー。1990年代に私も一度だけ登り新潟の街の眺めを堪能したことがあるが、残念なことに現在は登ることができなくなっているとのこと。
 
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新潟駅に近づくと、沿道には若者の姿が更にみられるようになる。駅前周辺は商店街と言うよりも10階建前後のビルが建ち並ぶオフィス街でありビジネスマンとおぼしき人の姿が目立つ点も特徴なのだが、新潟駅構内や駅の南側には商業施設が進出しているし、新潟駅万代シテイをハブとして相互間を歩きながらショッピングする人が少なくないのだろう。
駅前広場には、14時45分頃に到着。白山駅を出てから、ちょうど1時間が経過していた。
 
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ところで、新潟駅の構内は、少なくとも2020年代後半まで続くという非常に長いスパンで、在来線の高架化や駅舎の改築といった大改装工事が進行中。かつては1~7番線まであった在来線ホームも、現在では5~7番線が撤去されており、高架化工事が行われている。完成後は、上越新幹線と同じ3階に、計5線のホームが設けられるという。
そんな訳で、エキナカの状況も、若干ゴチャゴチャしている様子。人通りこそ多いものの、現時点で駅ビルのCoCoLoの売場が数ヶ所に分断されている影響もあってか、よそ者にとってわかりづらい構内となっている。きれいに整備される頃にはひょっとして私は60代!? などと想像しながら、構内を散策する。
 
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在来線のホームが一気に三つも減ったため、現在の新潟駅は、1番線ホームの東側、駅舎にぶつかる形で仮設の8、9番線ホームが設けられている。私が乗車する予定の信越本線、15時25分発新津駅行普通列車も、9番線ホームから発車するとのこと。なお、新津駅からは16時09分発の磐越西線の列車に乗り、福島県へと戻る予定を立てている。
件の仮設ホームへと足を運ぶ。往路の羽越本線と同じくドアを手で開ける電車だったので、少々ガッカリ。しかし、それ以上にガッカリしたのは、隣の8番線に白新線の15時23分発豊栄駅普通列車が停車していたこと。新潟駅からは信越本線白新線とが同じ方向へと発車しているが、ホームの位置は両路線ごちゃまぜで一定していないらしい。
これはちょっと酷いな…と思う。帰宅後にJR東日本のURL(http://www.jreast-timetable.jp/1309/timetable/tt1137/1137040.html)で確認したところ、同じ信越本線の列車が、なんと1~4、8~9のすべてのホームから発車していることがわかる。事情はどうあれ、あまりにも不親切ではなかろうか。今回の私のケースで言うとホーム一つ間違っただけで、全く違う駅へと連れて行かれる訳で、誤乗防止のためにも、発着番線はできる限り路線別に振り分けて欲しいと強く思う。
 
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