2014年3月27日 ~東京日帰り旅行記②~

浜離宮庭園を出、海岸通りを渡ると、カレッタ汐留を中心とした汐留の高層ビル街となる。昭和の雰囲気が色濃く残っている上野や浅草とは対照的に、高層ビル、地下、地上、そしてペデストリアンデッキと3層の通路、更に通路の上にはゆりかもめの高架橋が通っていて、とにかく近未来的というか、やたらと立体感が強調された一角である。
カレッタ汐留から多少新橋寄りにある日本テレビへと足を運ぶ。社屋前の広場で何組かのお笑い芸人がロケをやっているのをペデストリアンデッキから発見し、興奮した私はスマホでの撮影を試みるものの、近くにいたガードマンから「撮影禁止ですよ」とたしなめられる。周囲をよく見ると、「撮影禁止」「立ち止まらずにお進みください」といった紙が至る所に貼られており、赤面。ただ「芸能人が間近に見られる東京」の姿は、子供達に見せることができたと思う。
また、日本テレビでは、社屋内の日テレ屋で、軽くショッピング。人気番組や日本テレビと関わりの深いスタジオジブリのグッズ、あと何故かふなっしーのグッズが一通り揃っていて、特に下の子が強い興味を示していた。
 
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とは言うものの、汐留での滞在時間は、予定していたよりもはるかに短いものだった。正午頃まで時間を潰すつもりだったのだが、11時になると「もう見るものがない」状態に。
仕方がないので、カレッタ汐留の地下で昼食にする。訪れたのは、インド定食 ターリー屋。ナンで食べる本格的なインドカレーが食べられる。福島県内ではあまりお目にかかれないお店だし、子供達もナンを食べた経験がなかったから、行き当たりばったりで選んだにしては悪くないチョイスだとは思う。
家族4人で定食を頬張っていると、近くのオフィスから訪れるのかサラリーマンやビジネスマンで店内が混みだす。ひょっとしたら、正午まで汐留で粘っていたら、昼食にありつくのに少々難儀したかもしれない。早めの昼食は結果的には正解だ。ターリー屋ではお店での食事の他にテイクアウトも受け付けており、お昼時は相当繁盛しているように見受けられた。
昼食を終え、汐留駅から都営大江戸線に乗車し、赤羽橋で下車。駅の近くにある東京タワーを目指す。スカイツリーは眺めるだけに留めたのに東京タワーには登る予定を立てているのだから、我々一家も天の邪鬼だ。雨はまだ降り続いており、しかも風が強まっているようだ。持参していた折り畳み傘が何度も裏返り、その度に子供達が笑う。
 
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東京タワーの大展望台に登る。天候から十分予測できたことだが、眺望はあまり良くない。 一応、お台場方面にスマホを向けて撮影してみたのだが、下の写真のような具合。
だもんで、タワー内では、眺望以外の部分にも目が行きがちだったりする。展望台内にあるタワー台神宮に飾られた絵馬を一枚一枚眺めてみたり、売店内のグッズを細かく物色してみたり。
そう言えば、タワー内の客は、外国人の比率がかなり高かったように思う。少なく見積もって3分の1は外国人。しかも、アジア系よりも欧米系の人が多いようだ。東京タワーは周辺に外国の大使館が多いので外交官の友人や親戚が訪れやすいロケーションなのかもしれない。タワー側も外国人の対応には慣れているようで、係員が流暢な英語で話しかけるシーンも目の当たりにした。
 
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遠くは良く見えなかったが、真下は良く見える。下の写真は、大展望台の床に設けられた、ルックダウンウィンドウ。特に小さい子供の興味をひいていたようで、日本人、外国人を問わず、下をのぞき込んだりガラスの上に登ったりして楽しんでいた。
うちの子供達も、ガラスの上に恐る恐る足を伸ばしてみる。ついでに私も…と思いかけたが、妻に制止される。
 
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展望台から降りた時点で、時刻はまだ1時半。当初は3時半頃まで東京タワーに滞在する予定だったのだが、スケジュールがだいぶ早まってしまった。午後6時に丸の内の寿司屋で夕食をとる予約をしているので、とにもかくにも、あと4時間半時間潰しをしなければならない。
そこで、東京タワーのフットタウン内にある東京タワー水族館に、足を運んでみることにした。考えてみたら、子供達は水族館を訪れた経験も、1、2度あったかどうか。良い時間潰しにはなりそうだ。
館内では、鑑賞用の魚が所狭しと飼育されていた。大型の水槽を設けることができないスペースの関係上海獣、あるいは鮫やマンボウなどの大型魚はいなかったものの、熱帯魚から亀、金魚(!)に至るまで、東西南北海水淡水問わず各地から魚が集められており、それなりに見応えがあった。
なお、館内には外国人観光客の姿は全くなく、幼稚園から小学校低学年の子供の姿がずいぶん多く見られた。お揃いの帽子をかぶった子供の団体もいたから、学校行事などで活用される機会も結構あるのかな…と感じた。
 
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