2007年5月27日 ~地元でウォークラリー~

今日は町内会の定期清掃があった。従って、5時過ぎに起きたにも関わらず、6時から清掃作業。散歩日和だというのに非常にもったいないなと思いながら、小一時間ほどゴミ拾いや草むしりに精を出すのであった。
でも、清掃作業が終わってから、散歩… じゃなかった、ウォーキングに出かけるのである。実は今日、私の住む桑折町で桃の郷まつりというイベントが開催され、その中で町内の史跡を訪ね歩くウォークラリーが行われているのだ。スタートは午前9時。清掃作業を終えてから朝食をかっ込むと、スタート地点となるJR桑折駅近くの旧福島蚕糸工場跡地へと向かう。
せいぜい4、50人程度の参加かと思われたウォークラリーだったが、スタート地点に行ってみると意外にも大人数で驚く。200人近くはいそうな感じだ。ちなみにその大半が、年配の男女。家族連れも何組かいたけれど少数派で、私のようにたった一人で参加する30代男性も見た限りでは皆無に近い状況だ。
主催者である町の商工会の挨拶、そして準備運動の後、ウォークラリーのスタート。奥州街道羽州街道の分岐点にある追分公園の脇を通り抜けた後東北本線のガードをくぐりまずは西へと進む。
2キロほど歩いたところにある町営の温泉施設・うぶかの郷で10分ほど休憩し、ここから先はダートの山道を登る。目指す先は、戦国時代の一時期伊達家の居城であった桑折西山城址。幅2、3メートルほどの山道を、参加者たちが登っていく。道中の勾配は私はさほど苦にならなかったのだが、参加者の中には道端に落ちていた木切れで即席の杖をこしらえる人もいた。
石碑の他には目を引くものがない西山城址を後にし、今度はうぶかの郷とは逆方向へと山道を降りていく。降りた地点のすぐ近くには伊達家が開いたと言われる古刹・観音寺と、大ぶりな枝が印象的な万正寺の大カヤがある。
その後は田んぼや果樹園の只中を歩き、伊達家の始祖と伝えられる伊達朝宗の墓所を経由してから、桑折町の中心部へ。町のシンボルである旧伊達郡役所のすぐ側を通って桃の郷まつりのメイン会場である福島信用金庫の支店駐車場で、ウォークラリーは終了となった。
距離的には10キロあるかないかで普段の早朝散歩に比べて短めだったが、歩行時間は2時間ほどかかった。ある意味当り前のことだが、集団の中を歩いたので歩行ペースが若干落ちたようだ。