2008年3月16日 ~勤務先から再び散歩してみた~

昨日、今日と連休だったのだが、一昨日から昨日にかけては家族旅行で宿泊。今日は溜まっていた仕事を処理に午前中だけ出勤と、早朝散歩に出かける機会がなかなか作れない。去年は2月中から歩いていたのに今年がこれでは、先が思いやられるところ。
というわけで、今日の仕事帰り、勤務先から東北本線の駅まで歩いてみることにした。去年の5月20日と同じパターンだが、勤務先を出た時点では終点の駅をどこにするのかまったく決めていなかった。今年初めての散歩はまったく行き当たりばったりである。
午前11時17分、仙台市若林区某所にある勤務先を出発。ここから南西方向に向けて歩を進める。目的地は長町か太子堂か。昨年5月20日の状況にますます似てきたが、なるべくルートがダブらないようにコースを選んで歩く。
地下鉄工事が進む主要地方道仙台塩釜線(産業道路)を横切り、区画整理が進み南北に縦貫する道路にロードサイドが立ち並ぶ伊在地区へ。地下鉄の駅も近くに開業予定であり、若林区東部の中心になりそうな勢いを感じる街である。
が、そんな新市街も700メートルほど南に進むと尽き、宅地と田んぼが入り混じる蒲町(かばのまち)地区に入る。田園地帯から西の方角を見ると、仙台市中心部のビル群や頂上にテレビ塔が建ち並ぶ大年寺山がきれいに見えている。
若林郵便局や仙台市交通局霞の目営業所の前を通り過ぎると、目の前には国道4号仙台バイパス。今回の散歩ではこのバイパスに架かる千代(せんだい)大橋を渡る予定にしているためいつかは通らねばならない道路だが、クルマがひっきりなしに通る国道はなるべく歩きたくなかったので、一本裏手の狭い道を南進ことにする。国道の裏手ということもありロードサイドショップの裏口があったりしてなかなか面白い通りだが、どういうわけか結婚式場にラブホテル、介護施設に葬儀屋と、人生に関わる施設が多い一帯だ。また、国道の反対側には、陸上自衛隊の霞目飛行場が広がっている。飛行場とは言うものの滑走路は枯れた芝生であり整備されているとは言えず、飛行機の発着する雰囲気はあまり感じられなかった。
仙台市では最大の古墳である遠見塚古墳の近くで、裏道は国道と合流。ここからしばらくは国道を歩かざるを得ない。国道の西側に展開している下町情緒あふれる一帯に立ち寄りたい衝動に時折駆られるが、我慢して歩く。
しばらく進むと、千代大橋。下を流れる広瀬川の幅はそれほどでもないが河川敷が非常に広々としているので渡り切るまで5分ほど要した。河川敷を見ると、ジョギングする人サイクリングに興じる人、さすがは仙台市民のシンボル的な川だけあって、それなりに賑やかだ。
渡河した先は太白区。ここから東北本線沿線に出るにはどこかの交差点で右折しなければならないが、適当な交差点が見当たらず、橋から1キロ以上歩いた先にある篭ノ瀬交差点でようやく右折。この辺りは無秩序に宅地開発がなされたせいか道路に恵まれておらず、幅員が比較的広い篭ノ瀬からの道路にしても、歩道が整備されていないという状況だ。
多少くたびれた感のある住宅街を通り抜けNECトーキンの工場の前を通過すると、目の前に突然更地が広がる。現在副都心計画が進んでいるあすと長町だ。その南西端に位置しているのが東北本線太子堂駅。時計を見ると出発から1時間40分が経過している。復帰戦はここで打ち切ることにしよう。