2008年11月15日 ~なんと、知人宅まで散歩!?~

11月15日の日中に、福島市北部、福島サティ近辺に住む知人のお宅にて、知人一家と我が家一家とでバーベキューをすることになった。我々一家は食材を積んでクルマで現地へと向かう立場であるが、ここで散歩マニアの血が騒いでしまい(おいおい)、私だけ「歩いて行く!」と主張。このところの肥満ぶりを見るに見かねて休日のたびに私を外へと送り出していた妻であるがさすがにこれには絶句し、「本当に歩けるの?」と質問を繰り返す次第。
「大丈夫だよ。だって家から福島駅までだって2時間半で着いたんだよ。サティまでだったら1時間40分ぐらいで着くんじゃないかな?」根拠があるんだかないんだか訳の分らぬ自信を訴えてしまう私。唯一の気がかりは長時間歩いて大汗かいた私を知人一家が受け入れてくれるかどうかだったが、妻が問い合わせてみたところ驚かれながらも一応OKは出たようで、結局、歩いていくことに相成った。
当日は、お昼前に着くことを想定して、9時30分に出発。もはや早朝ではなく、気温も若干高め。ちょっと歩くと下着に汗がにじむ。桑折町のメインストリートである奥州街道を避けてその一本西を縦貫する裏通り(それでも町役場や小学校、生協なんかが沿道にあるから、第二のメインストリートではあるのだが)を通り抜け、県道飯坂桑折線に入る。飯坂桑折線は一昨年10月21日以来の来訪。あの時は日の出前で沿道の風景も薄暗かったが、今は日中。ところが、微妙に霧がかかっているのか、普段ならよく見えるはずの信達平野の眺望があまりきかない。
しばらく歩くと、右側から東北自動車道が近づいてくる。県道はこれをアンダークロスしており一昨年も県道を歩いたが、今日は自動車道に沿う細い道に入る。こちらを歩いた方が目的地に早く着けると思ってのチョイスだが、防音壁が備えられているとはいえクルマの通過音が結構すさまじく、歩いていてあまりいい心地はしなかった。
しばらく歩くと、国道399号線に合流。行政区画も桑折町から福島市に入っている。国道と自動車道が立体交差している地点のすぐそばにT字路があり、南へと道が延びている。これは県道東湯野寺屋敷線。全長1.6キロの非常に短い県道で、散歩はもちろんのことクルマでも通ったことがない。どんな道だろうと興味半分で歩いてみる。今年7月20日に歩いた二本松金屋線のように歩道もセンターラインもない「なんちゃって県道」なのかなと想像していたが、沿道にある東湯野小学校付近には歩道も設けられているなど、国道399号線よりも立派な県道だった。ただし、摺上川に架かる摺上橋から南側はセンターラインも消えてしまい、やや道幅が狭かった。
摺上川から先は、住宅が少しずつ増えてくる。北幹線(県道飯坂保原線)から南側は完全に福島の郊外宅地となるのだが、宅地の中にも収穫直前の実をたわわにつけたリンゴ畑があったりして、住宅の張り付き具合が東の国道4号線沿道や西の国道13号線沿道よりもやや鈍いようだ。この辺、日本の都市の市街化は主要道路に沿うものなのだと実感できる。
さて、この辺りで時計に目をやると、もう午前11時を過ぎている。目的地まで1時間40分と豪語していたのに、1時間半を経過してまだ目的地のはるか手前。前方遠くに福島サティの建物がチラチラとようやく見える程度である。慌てて妻に、遅れる旨をメール。が、返信はなかった。
その後も住宅街を通り抜け、国道13号線、福島西道路を横断。結局、知人宅に着いたのは、11時33分のことであった。歩いてやってきたのには知人や妻に驚かれたが、特に散歩後半は慌てて歩いて大汗かいたのでので、家に入るのが若干はばかられる状況。結局、私の到着直後に始まったバーベキューでは、庭で焼き係に徹するのであった。
バーベキューで飲み食いし、その後知人の子供や自分の子供と遊んだけれど、運動した後にアルコールを入れてしまったから、その時は完全にグロッキーだったな(苦笑) もっと鍛えなければ…