2009年6月17日 ~伊達市立図書館まで歩く~

今日は平日だが休み。
天気はあまり良くないけれど雨は降っていないので、ちょっと歩いてみようかと思う。
というか、妻から「是非歩いてくださ~い」とリクエストされてしまったのだ。古いフレーズだが「亭主元気で留守がいい」といったところだろうか。とにかく、自宅近くのスポットまで、歩いてみることにした。
地図と相談して決めた行き先は、伊達市箱崎にある伊達市立図書館(伊達ふれあいセンター)。地方都市、というか旧伊達町時代の1999年に開設された図書館にしては建物も蔵書量もすごいという話をよく耳にするのだが、これまで訪れたことがなかった。自宅からの距離は5キロ程度。往復で歩けば、それなりの運動量にはなるだろう。
朝7時に起きて朝食を食べ、しばしのんびりてから8時30分に自宅を出発。考えてみれば、散歩のために午前中に自宅を出たのは、2ヶ月ぶりのことだった。
年々閉店する店舗が増えて寂しさを増しつつある桑折の中心街、そして旧伊達郡役所の前を通り、国道4号線へ合流。少し歩いて県道保原桑折線に入り、阿武隈川に架けられた大正橋を渡る。大正橋から直進して伊達市伏黒、保原町と至るルートはこれまで2度ほど歩いたことがあるが、今回は橋を渡った先で右に折れ、堤防沿いのサイクリングロードを歩くことにする。
堤防の上を歩くから、眺望はそれなりにきく。阿武隈川の両岸を見比べてみたが、対岸には国道4号線沿いに工場や商店、更にその先に水田が広がっているのに対し、こちら側の農地は果樹園が目立ち、しかも意外なことに住宅も結構建っていることがわかる。さすがはかつて人口密度福島県内一を誇っていた旧伊達町のことはある。
そんな様子を見ながら15分ほど歩き、国道399号線に架かる伊達橋を過ぎると、本日の目的地である伊達市立図書館の建物が見えてきた。真新しくて立派な建物だ。9時23分着。
図書館の中に入って様子をみたところ、児童書や文学書の多さが目立つ。雑誌類も結構な種類を定期購入していた。反面専門書は少なくその点では不満は残ったが、市民のニーズに合わせるとどうしてもこのような蔵書編成になってしまうのであろう。各地の図書館をそれほど訪れている訳ではないので断定はできないが、地方の中小都市の図書館まあ合格点と言えるのではないだろうか。そう言えば、ニーズで思い出したのだが、伊達市立図書館には果樹関連の書物が独立したコーナーとして設けられていた。この辺果樹産地の伊達市の個性が垣間見えて面白い。
図書館には30分弱滞在し、9時50分に出発。帰りも歩き通すつもりで伊達橋を渡って国道4号線まで出たものの、近くのバス停を覗いたらちょうどいい塩梅で桑折方面へのバスがあることが判明。迷った挙句結局誘惑に負けてしまい、バスに乗ることにした。