2010年5月2日 ~福島から郡山までの散歩コース~

先述の通り、次回の散歩から、郡山ブロックの東邦銀行の支店巡礼を始めることにする。
その際、福島から郡山までの間も二回に分けて歩こうかと考えているのだが、そのルートについては、実のところどこを歩こうか未だ検討中だったりする。
単純に考えれば新旧の国道4号線奥州街道といった幹線道路を歩けばいいのだが、福島ブロックでは福島市内から二本松支店(113)への往復に際して既に歩いているし、郡山ブロックにおいても、郡山市内から本宮支店(205)への往復でお世話になる可能性が高いので、同じ道路を長時間重複して歩いてしまう懸念がついて回るのだ。
従って、福島から郡山までの散歩については、これらとは全然関係のないルートで歩いてみたい。どこを歩けばいいのか、ここ数日、地図とニラメッコの状態である。
普段の散歩では縮尺3万分の1の道路地図を参考にしていたのでわかりづらかったのだが、趣向を変えて、縮尺25万分の1の地図を眺めていたら、面白いことに気がつく。福島と郡山とを直線で結んだ場合、国道4号線奥州街道のルートは両都市を最短距離で結んでいる訳ではないのである。南福島から二本松にかけては東側に、二本松から郡山にかけては西側に、それぞれ微妙にズレている。この辺りを最短距離で通るのは前者は東北自動車道、後者は東北新幹線となっているので、これらに沿うルートを歩けば私の興味関心と実益に合うのではないかと考える。
となると、福島からは平石→金谷川スカイラインのルートで南下か。でもこれだと前回の散歩ルートとモロにかぶってしまうので、ちょっとやりかねる。むしろもう少し西側を通っている県道水原福島線をひたすら南下し、思い切って福島市松川町西端の集落・水原まで行ってしまおうか。クルマでも水原を通過した経験は数えるほどしかないし、最後に通過したのも15年ぐらい前だったような気がする。その意味では、訪れ甲斐のある地域である。
ここが確定してしまえば、その後のルートも自ずから決まってくる。水原から南下して丘陵を越え2004年に竣工した山ノ入ダム(あだち湖)のほとりを通過し、二本松市塩沢地区を経由して東北自動車道二本松インターチェンジ付近へと出るルートが、効率的にはベストのようだ。となると、初回の終点は二本松駅だろうか。ただ、二本松インターチェンジからだと福島方面に戻るような形になってしまうので、思い切って杉田駅まで延長して歩いてしまうか。とりあえず、その時の疲労具合で考えることにしよう。
面白い案が出たなと思った次第なのだが、実はひとつ、困ったことが起きてしまった。東邦銀行支店巡礼の散歩では「同じ橋を二度渡らない」ことにしていたのだが、県道水原福島線を通るとなると、南福島支店(114)から福島駅に向かって歩く際に渡った信夫橋を渡らざるを得なくなるのだ。ちなみに、荒川の橋は、下流から順に挙げると、信夫橋、あづま橋、八木田橋、上八木田橋、西大橋と踏破済。その先の橋まで行くのはちょっと非現実的なルートのように思えるし、今回だけは原則を破ってしまうしかないかなと思う。
なお、荒川を渡らないルートであれば、荒川と阿武隈川が合流する直下に位置し阿武隈川に架かる大仏橋が、一応未踏破で残っている。あくまで原則に従うならば、ここから小倉寺、南向台、立子山と経由して上蓬莱橋で再び阿武隈川を渡り、松川に出て奥州街道経由で二本松まで出るルートも、検討に値するかとは思う。二本松支店までの往復は新旧の国道4号線を利用したから、その西側を通っている奥州街道は一応未踏破で残ってはいる。
本宮以南に関しては、東北新幹線に近いルートを歩くならば、二本松市内で阿武隈川を渡り旧白沢村や郡山市西田町を経由して国道288号線に架かる逢隈橋あたりで再び阿武隈川を渡った後郡山市中心部に入るルートが有力だが、丘陵が多い地域なだけにどこを歩くにも道路が曲がりくねっており、どうもスッキリしない。逆に、国道4号線の西側を通っている東北自動車道に沿って歩いた方が、勾配も殆どないし「急がば回れ」を地で行く結果が得られるかもしれない。その際経由地となるであろう郡山市富田町付近には多少の土地勘があるし、個人的にも歩きやすいコースではある。
いずれのコースを歩くかは、散歩当日まで迷うことになるかと思う。散歩予定日は、雨天中止にならなければ5月6日及び13日である。