2010年11月11日 ~出発前夜~

明日の散歩から、仙台近辺の金融機関の店舗を巡礼する新しいシリーズをスタートさせる。
準備物は大丈夫だろうか。印鑑、運転免許証… まるで遠足前日の小学生のようなせわしなさ。その分だけ、散歩に対する緊張感も高まってくる。
さて、その散歩であるが、巡礼先の金融機関の候補として、荘内銀行仙台銀行のいずれかを考えている。
前日になっても訪問先が未定というのは別にもったいぶっている訳ではなく、果たして無事に通帳を作成することができるのかどうか不安な面もあるからだ。東邦銀行の場合は地元の福島県民だし口座作成に際しても特段何も訊かれることはなかったのだが、他県の銀行となると何の目的で口座を作成するのか先方だって気にするだろうし、言い訳を考えるだけで頭が痛くなる。いざ窓口でどのように話すか。まさか本当のことは口にできないだろうが、出たとこ勝負で言い繕うしかないだろう。
ところで、両行を比較してみると、それぞれに一長一短あるようには感じる。
まず荘内銀行であるが、仙台都市圏に11店舗あるとは言っても店舗の絶対数は少なく、50店舗以上を回った東邦銀行の時と比べるとスケールの小ささは否めない。ただ、地盤の山形県内はもちろんのこと、福島市郡山市にも店舗を有しているので、広範囲に店舗訪問が可能なメリットはあると思う。
店舗数以外に問題点があるとすれば、店舗コードの配列だろうか。元来荘内銀行の店舗コードは、店舗コード110の鶴岡市に所在する本店を起点とし、旧鶴岡市(110番台)、(旧)東田川郡・旧西田川郡(120番台)、旧酒田市(130番台)、(旧)飽海郡(140番台)、最上地方(150番台)、山形市(160番台)、山形市以外の村山地方(170番台)、置賜地方(180番台)、山形県外(190番台)と続いていたのだが、ここ数年におけるインストアブランチ・Q's Shopの大量出店の影響で、この原則がかなり崩れているのだ。
仙台都市圏の店舗コードも190番台だけでは捌ききれず、Q's Shopジャスコ富谷店が186、Q's Shop西友仙台泉店が187、Q's Shop名取エアリ店が201などなっている上にその間に他地域の店舗が挟まっていたりして、店舗コード順に訪問する妙味はかなり薄れているのが現実だ。仮に巡礼するとなると、仙台都市圏内の店舗だけでコード順に回ってみるか、さもなくば店舗コードを無視して任意にルート設定するか、いずれかしかなさそうだ。
一方仙台銀行の方は、仙台都市圏に37ヶ所、宮城県南部に9ヶ所の店舗があり、ボリューム的には申し分ない。しかも店舗コードの面でも、店舗コード201の本店から店舗コード237の吉岡支店までの間に欠番が一ヶ所しかない~その一ヶ所がゾロ目の店舗コード222なのはやや痛いが~など、配列的にも素晴らしいと言える。
ただ、七十七銀行ほどではないが、仙台近郊をあっちへ行ったりこっちへ来たりの連続になるのは否めない。また、仙台銀行独自の事情として、1997年に経営破綻した徳陽シティ銀行の店舗を10店舗以上受け継いでいることもあり、同じようなルートを二度歩く可能性も否めない。まあ、この辺りの調整は、ルート作成者の腕の見せ所でもあるのだが。
果たして、明日の散歩はどうなることやら。期待と不安でいっぱいである。