2012年11月25日 ~つくば一泊旅行記 その2~

夜明け前の朝5時過ぎに起床。遠距離通勤をしていることもあって普段からこのぐらいの時間帯には目覚めている私だが、旅先でも同様だ。というか、枕が変わると眠れない体質だったりする。この体質は子供達にも受け継がれているようで、彼らもまた6時前には目覚めていた。
朝風呂を浴び、朝食を摂り、8時に宿を出る。いささか早目のチェックアウトだが、昨日目の当たりにした車列を考えると、早めに出発せざるを得ないことは理解できる。空は雲ひとつない快晴。今日も筑波山には沢山の観光客が詰めかけそうだ。
宿を出発し、登山の拠点となる筑波山神社まで徒歩で移動。境内は、既に観光客で賑わっていた。
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筑波山神社から、近くにあるケーブルカーの乗り場(宮脇駅)まで移動する。歩いて登るのは大人はともかく子供にはきついので、山頂付近まではケーブルカーでの移動となる。
考えてみたら、ケーブルカーに乗るのは、生まれて初めてかもしれない。当然子供達にとっても初体験のケーブルカーであり、 車両が到着すると同時に大喜びで乗りこんだ。
発車と同時に、ケーブルカーは急斜面を駆け昇っていく。ただし、線路脇には紅葉真っ盛りの木々が茂っていて、眺望はあまりきかない。その代わりと言っては何だが登山道がほぼ並行する形で設けられており、登山客から何度も手を振られ、また振り返す。
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ケーブルカーが終点に到着。駅名は「筑波山頂駅」であり周辺もお土産屋が建ち並ぶ広場スペースになっているが、本物の山頂(厳密には筑波山のうちの女体山の山頂)はここから500メートルほど東へ進んだ先にある。その程度だったらハイキング気分で歩けそうだなと思いかけたが、いざ歩いてみると石また石で足を置くスペースが乏しい上に下山客もいてコース自体が混雑していたから、少々難渋した。子供達がはやる気持ちを抑えきれずに先へ先へとどんどん進んでいくものだから、はぐれかけもした。いずれにせよ、紅葉をのんびり楽しむ余裕は、あまりなかった。
そして、山頂。結構狭いスペースなのだが、登山客で大渋滞。人が群がる様を横目に、どこかの宗教施設に迷い込んだような錯覚に陥る。実際山頂近くには筑波山神社の本殿が鎮座しているのだが、大半の登山客はその存在には気を払わず、ただ一心に山頂を目指しているように思われた。
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そんな具合にバタバタの筑波登山だったので景色にもあまり目が行くことがなかったのだが、快晴ということもあり、富士山や東京スカイツリーを眺望することはできた。
写真は、山頂付近から撮影した富士山の様子。山頂付近の雪が雲と紛らわしいけれど、何とか撮影できたことが嬉しい。一方、スカイツリーは細々とした妻楊枝といった感じで、カメラに収めるのはちょっと難しそう。結局、
断念せざるを得なかった。
山頂からは、ロープウェイに乗って、慌ただしく下山。
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下山後は、牛久市内にあるポケットファームどきどきまで移動し自然食レストランの昼食を堪能。更に施設内にある厨房でソーセージ作りを体験し、午後3時半過ぎに出発。4時間ほどかけて福島市へと帰った。多少の疲労感はあったが子供達は大満足。お土産も沢山いただき、充実の二日間であった。