2015年3月18日 ~福島市・伊達市の高校めぐり④ 福島北高校、聖光学院高校~

高校訪問シリーズも今回で4回目。福島市内の高校で唯一未訪問となった飯坂町にある福島北高校伊達市内の高校を巡る予定でいたのだが、いろいろ検討した結果、旧伊達町にある聖光学院高校を訪れ、そこから桑折町の自宅に帰るルートに落ち着いた。今回の散歩の起点は東福島駅だから、そこから福島北高校(福島市飯坂町)⇒聖光学院高校(伊達市伊達町)⇒自宅とジグザグルートをたどることになる。
まずは、桑折駅7時46分発の上り電車に乗車。以前この電車は7時44分発だったのだが、つい先日、3月14日にダイヤ改正が実施され、2分繰り下げられた。東福島駅には7時53分に到着。跨線橋を渡り、線路の東側にある駅舎を出る。
が、散歩開始早々、駅の北側にあるアンダーパスを通り、線路の西側へと出る。福島北高校東福島駅の北西に位置しているから当然そのようなルートになるのだが、駅の表玄関で住宅や福島学院大学の学生アパートなどが立ち並んでいる東側に比べると、西側は住宅の張り付きも少なく、果樹園が目立つ。そんな風景を40分ほど歩きあと少しで飯坂の温泉街へと入るという所で、福島北高校の校舎が見えてくる。3階建ての、ごくごく平凡な校舎だ。
こんなことを言っては生徒やOB・OGの方々に失礼かと思うが、福島北高校自体も、福島市中心部からかなり外れた場所に立地しているせいか、これと言って目立つ所のない学校だ。現在は総合学科のみの設置となっているが、生徒の選択によって進学、農業、工業、商業、介護などの各学科のようなカリキュラムが学べる一方、福島北高校といえばコレ!という売りもないような気がする。部活動面でもあまり目立った実績がないようで、他校であれば正門前に誇らしく掲げられている活躍した生徒の名前も2、3掲げられているのみ。ただし、かつて硬式野球部が1988年のセンバツに出場し、1勝を挙げた実績がある。
ここからは東へと向きを変えて聖光学院高校へと急ぐべきだろうが、せっかく飯坂まで足を運んだのだから、飯坂の温泉街の現状視察といきたい。そのまま北へと進み、飯坂温泉駅や鯖湖湯などを見て回る。かつては廃墟のような建物があちこちにあった温泉街だったが、ここ数年で和風の外観をした建物があちこちにでき、落ち着いた雰囲気を取り戻しているように感じる。
十綱橋を渡って摺上川の対岸に出、国道399号線を東進。実は、この道路を歩くのは、かなり久しぶりのこと。自宅から飯坂まで歩く際は県道飯坂桑折線を使うことが多いし、歩道が完備された同線に比べると国道399号線は歩道が未整備の箇所が多く、非常に歩きづらいのだ。更に言うと、特に飯坂寄りでは沿道の田んぼよりも1メートルほど高い位置に道路があるため、クルマが近づいてきても退避するスペースにも乏しい。この道路を利用して福島北高校まで自転車通学している生徒もいるだろうに、危険極まりないロケーションだと思う。
飯坂町の東端に位置する東湯野の集落からは歩道がきちんと整備され、そのまま伊達市へと続く。伊達駅のやや南側で東北本線の陸橋を渡り、更に東進すると沿道に「聖光学院前」のバス停が。この近くから左へと分岐している脇道に入って5分ほど進むと、右手に聖光学院高校の校舎が見えてくる。
聖光学院高校といえば、福島県内ではほぼ敵なし、昨年まで8年連続で夏の甲子園に出場しているという高校野球の強豪校。いつもだと校門前には野球部員が立っていて通行人に「おはようございます!」と大きな声であいさつしてくれるのだが、今日はその姿はない。同校で二次募集の入試が行われているためだ。10日に県立高校Ⅱ期選抜の筆記試験が行われたことは前の日記に書いたが、その結果が16日に発表され、不合格で進路が決まらない生徒を対象に今日の試験が行われている次第。二次試験のスケジュールは超タイトで、17日に願書受付、そして今試験が行われ、なんと今日の夕方4時には合格発表があるという。
聖光学院高校のような私立高校に留まらず、Ⅱ期選抜までに定員を満たすだけの合格者がいなかった県立高校でもまた、追加募集(Ⅲ期選抜)が23日に実施される。福島市内の県立高校では実施校がないものの、伊達市内に二つある保原、梁川の両校では実施予定だという。願書受付は今日までとのこと。Ⅲ期選抜の前になるのか後になるのかはわからないが、次回の散歩ではこの両校を訪問したいと考えている。
聖光学院高校を出た後は奥州街道に出て北上し、10時52分、自宅に帰還。