2012年4月9日 ~新企画は郵便局巡り(1) 桑折局・伊達崎局・半田局(後半)~

半田郵便局は国道4号線の西側にある。
従って、本日二度目の国道横断。町内に唯一設けられている歩道橋を渡る。橋上から北の国見町方面を撮影。数年前から進められていた拡幅工事が完了し、鏡石町から続いている4車線区間国見町との境界付近まで北上した。
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国道に引き続き、東北本線東北新幹線の線路も横断すると、半田地区の中心集落。こちらも伊達崎同様に小学校、幼稚園、JAが集中しており、郵便局もまたその只中にある。ATMで100円を入金し、あっさりと、桑折町内の全局を制覇した。
が、ちょっと物足りない。半田郵便局を出た時点で出発から約2時間が経っていたものの、通帳作成などの待ち時間があったため、もっと歩かないとという欲求があったのだ。
そこで、どこまで歩けるかはわからないけれど、とりあえず、半田山自然公園方面へと歩を進めてみることにした。急な上り坂が続くので、散歩と言うよりはむしろトレッキングに近い行程になる。
とは言うものの、半田山自然公園の看板に「閉園中」の紙が貼られているのを目の当たりにすると、いささか気が引けてしまう面はあるのだが…イメージ 2
郵便局から1キロほど西にある中北という集落を通り過ぎると人家は尽き、つづら折りの登り坂となる。この時点で通行止になることを半ば覚悟していたのだが、沿道には田畑も若干見られることもあり、特段の通行規制は敷かれていないようだ。
高度が上がると、眼下の遠景がチラチラと見えるようになる。写真は、国見町方面を撮影したもの。なお、近景に規則正しく並んでいる若木は、地元のNPO法人・花の郷夢工房(参考サイト:http://npo-yume.net/)が中心となって植樹された桜の木。この団体が旗振り役となっている植樹スポットは、半田山の中腹の数ヶ所で見ることができる。
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半田山探訪はこのぐらいで切り上げておいて、そろそろ帰宅の途に就こうと思う。
まずは、10年程前に開通した比較的新しい林道林王寺線に入り、産ヶ沢川の上流に位置する内ノ馬場の集落を目指す。上流だけあって山村の雰囲気が色濃い集落だが、川沿いにはこおり温泉うぶかの郷や遊歩道が整備され、レジャースポットとしての性格も有している。
また、この界隈は、ホタルの鑑賞地としても知られており、夢ほたる・こおりというボランティア団体が主催して、毎年ホタルの幼虫を放流したり、川沿いの清掃活動を行ったりしている(参考サイト:http://www016.upp.so-net.ne.jp/yumehotaru/)。昨年は震災でうぶかの郷の建物が損壊したこともあり満足な活動ができなかったが、今年は4月下旬に幼虫の放流を行うとのこと。
それにしても、花の郷夢工房といい、夢ほたる・こおりといい、桑折町には町を元気にしようと頑張る方々が多いなと思う。うぶかの郷を訪れた時点で半田郵便局を出てから約1時間が経過していたが、町を思う方々の心意気の一端に触れ、心地よい疲労感を得る行程となった。
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