2012年4月13日 ~新企画は郵便局巡り(2) 伊達局・伏黒局(前半)~

前回の散歩で桑折町内の郵便局を制覇(というほどのことでもないが…)したので、今回はその南隣にある伊達市の旧伊達町の郵便局を、ターゲットにしようかと思う。訪れるのは、阿武隈川を挟んで西岸に位置する伊達、東岸に位置する伏黒の二局。 まずは伊達郵便局を目指し、午前8時に自宅を出発した。
伊達町までは、東北本線東北新幹線に沿って南下しようと思う。下の写真は、出発直後に桑折駅を西側から撮影したもの。駅付近では、本来高架橋の上を走っている東北新幹線東北本線の線路とほぼ平行な位置まで下りてきているのが特徴と言えよう。駅舎を大改築しなくとも、プラットホームを増築すれば「東北新幹線桑折駅」の新設は難しくはないなと思ってしまうし、強風で東北本線の列車ダイヤが乱れた日などは、特にその思いを強くしてしまう。
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桑折の市街地は線路からみて東側に展開しており、逆に線路の西側には田畑や丘陵が多い。少し離れた所には桑折西山城址や観音寺(坂町観音)といった歴史的スポットもあるが、やや地味な感は否めない。
この辺りは、1955年までは睦合村と呼ばれた地区。前回の散歩で訪れた伊達崎、半田の両地区と同時に桑折町に合併した地域だが、桃畑が広がる伊達崎、半田山やうぶかの郷などレジャースポットを擁する半田と比べると影が薄く、おまけに郵便局もない。
が、そんな睦合にも工業団地が建設され、桑折町はおろか伊達地方西部を代表する大工場が、いくつか進出しているから面白い。「桃の伊達崎」「レジャーの半田」と同様に「工業の睦合」と呼んでも差し支えないだろう。
写真は、その中の一つ、日立オートモティブシステムズ福島事業所の様子。なお、この企業は、以前はトキコ福島と呼ばれていた。日立グループの社内事情故致し方ない事情があるとはいえ、覚えにくいことこの上ない。私も未だに、社名を暗誦できない。
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工業団地を過ぎるといよいよ伊達市との境界となるが、その一角、田んぼの真ん中に、今や甲子園の常連校となった聖光学院野球部のグラウンドがある。ここで選手たちが練習しているのか… と思うと、ちょっと嬉しい気持ちになる。
なお、聖光学院の野球部員は、非常に礼儀正しい。道ですれ違うと大きな声で「おはようございます!」などと一礼してくれたりするので、却ってこちらが申し訳なく思ってしまうほどだ。甲子園常連校となると「不祥事のためセンバツ辞退」が対句のように頻出する学校もあるが、聖光学院に関してはそんな事態には決してならないだろうな、と思ったりもする。
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更に南下を続けると住宅地に入り、伊達駅前へ到着。かつては急行列車の一部が停車し、また霊山神社をモチーフとした立派な駅舎なので、ついつい撮影。
なお、伊達駅は、旧伊達町の西端に位置しており、中心商店街が広がる奥州街道や伊達郵便局が沿道にある国道4号線は、1キロほど東側を通っている。ここで線路から離れ、伊達の町中へと歩を進めることにする。 
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