2012年4月21日 ~新企画は郵便局巡り(4) 保原局・粟野局(前半)~

郵便局巡りを始めたのは4月9日のことだが、そこから13日、17日と間隔良く中三日で出掛けているのが面白いなとふと思った。
ただ単に休日のシフトがそのようになっているだけなのだが、実はこの中三日間隔での休日は、今日21日、そして4日後の25日ともうしばらく続く予定だったりする。
だから今日も、出掛けることにする。前夜に軽く雨が降ったようだが、天気予報によると、日中には降らないらしい。前回の散歩の終点だった保原駅をスタートし、前回訪問し残した保原郵便局、そして伊達市梁川町西部に位置する粟野郵便局を、訪れる予定を立てている。
なお、今日の散歩はちょっと変則的で、終点は桑折町民運動場となる。ちょうど上の子がそこでスポ少の練習をしており、父子共々妻の送迎で帰宅という話になったのだ。ちなみに、練習終了時刻は11時30分。私が保原駅を発つのは9時少し前になるので、2時間半で粟野を経由して運動場まで歩かなければならない。結構な強行軍だ。
まずは、桑折駅8時13分発の上り電車にに乗り、東福島駅を目指す。阿武隈急行の駅を散歩の起終点とした場合、福島駅まで行かず東福島駅で降り徒歩で卸町駅を目指す方が効率良い。大体10分ぐらいで着いてしまう。
なお、卸町駅は、阿武隈急行の主要駅の一つであるが、この4月から駅員が配置されない無人駅となってしまった。少し寂しい話ではある。 
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阿武隈急行の電車に揺られ、8時52分、保原駅に到着。保原郵便局は、ここから保原町のメインストリートである国道349号線に出、10分ほど歩いた先にある。
道中、保原町の商店街を撮影。どこの商店街も同様の悩みを抱えているだろうが、保原町の商店街もまた、訪れる度に活気が失われているような気がしてならない。買い物客は郊外に点在しているスーパーへと行くのだろう。逆に、福島市の駅前アーケードと同様に、飲み屋が増えている印象すらあった。
商店街の北はずれには、西友の店舗があった。かつてのエンドーチェーンであり商店街の中核をなす店舗だったのだが、西友への屋号変更の後小ぶりな建物に建て替えられ、現在に至っている。この辺りでは珍しい24時間営業がウリであり、飲み屋の台頭と軌を一にしている点が面白い。 
保原郵便局は、その西友のすぐそばにあった。恐らく伊達地方最大の規模を誇る建物だろうが、局内に入ってみるとATMが2台しかなく、若干拍子抜け。しかもそのうち1台は、警備会社の点検作業を受けている最中であった。
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100円を入金した後再び国道349号線へと戻り、梁川町方面へと北上を続ける。住宅地と田畑とが入り混じるどうということのない風景で、スマホにもなかなか手が伸びない。
保原町梁川町との境界付近で左折し、粟野方面へと向かう。国道を外れると人家はほとんどなく、農地ばかりが広がっている。
特に、桃畑の割合が高い。伊達地方の桃畑は、伊達市伏黒や桑折町伊達崎など阿武隈川沿岸部に多く展開しているが、粟野もまた阿武隈川の東岸に位置しており、その例に漏れない。
一応、果樹園の様子を撮影してみる。まだ桃の花は咲いておらず、曇天と相まって寒々しい雰囲気の写真となってしまった。
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主要地方道浪江国見線との交差点を右折する。
この道路は梁川町桑折町とを結ぶ主要路であり通行量もそれなりにあるのだが、粟野界隈の区間には歩道がほとんど整備されていないので、あまり歩きたくない区間ではある。曲がったそばからダンプが2台続けてやってきたので、慌てて路傍の叢へと避難する。沿道には小学校もあるのに、こんな有様で事故でも起こったらどうするのだろうと軽い憤りを覚える。ただし、小学校の敷地に面した区間に限り、未舗装ながら歩道が整備されていた。
粟野郵便局は小ぶりな建物であるが、確かその隣には旧局舎と思しき洋風建築の建物があったと記憶していた。
だからこれは撮影しないとと期待を込めて訪れた次第なのだが、いざ現地に着いてみると、それらしき建物が見当たらない。取り壊されてしまったのだろうか。肩透かしを食らわされた気分で、郵便局を後にした。
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