2012年4月25日 ~新企画は郵便局巡り(5) 国見局(前半)~

前回までの散歩に引き続き、今日も中三日で散歩に出掛ける。
行先は、国見郵便局。簡易郵便局を除けば、国見町内で唯一の郵便局だ。
朝7時半に自宅を出発。登校中の中学生に混じって前回の散歩の終点だった桑折町総合運動場まで行き、そこから先は西根堰の下堰に沿って前回の散歩でも訪れた国見町東部の徳江まで進む。 4月も下旬となるとさすがに桑折町でも桜が開花しているが、桃の花はまだ蕾の所が多い。次回の散歩は一週間後を予定しているのだが、その頃には満開になっているだろうか。
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前回の散歩では立ち寄らなかったが、徳江には、つい先月、国見町内の小学校が統合されたことにより廃校になった森江野小学校がある。同じ建物内には現在も運営されている幼稚園があるので、園児が写らないよう慎重にスマホで校舎を撮影。ずいぶん立派な校舎だ。1992年に建てられたという。廃校にするのはもったいないなと思う。今後この建物はどのように活用されるのだろうか。非常に気になるところである。 
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校舎の正門近くには、閉校を記念して校歌と教育目標が刻んだ石碑が建てられていた。周囲には満開の桜が咲いていただけに、余計に淋しげに映る。
このような風景は、今後十数年の間に都鄙を問わず福島県内の至る所で見られるのではないかと危惧する。私の住む桑折町でも対岸の火事ではないと思う。
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更に北上すると、国見町立の運動公園や中学校へと至る案内標識を見つける。
運動公園の名前は、「上野台」と書いて「うえのだい」でも「うわのだい」でもなく、「わのだい」と読む。ただし、我々非町民にとっては読みの正確さはあまり気にされることはなく「うわのだい」と呼んでいるのだが。
一方の、県北中学校というのも、町名と一致しないという点では、ちょっと変わったネーミングだ。この中学校は元々1950年に藤田、森江野、小坂の各中学校が統合し組合立の県北中学校として開設された経緯を有しており、1954年に藤田町他4ヶ村が合併して国見町が成立したのよりも早い。意外に歴史を有しているネーミングなのである。
ちなみに、「県北」というネーミングから察せられるように県北中学校は福島県内で最北端の中学校と思われがちだし私もまたそう思っていたのだが、改めて調べてみると、実は福島市の茂庭中学校の方が県北中学校より北に位置している模様。そう考えると、この中学校の名前も町名にあわせて国見中学校と改称したほうが良さそうにも思えるのだが。なお、統合後の国見町の小学校の名前は「国見小学校」である。
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