2012年6月5日 ~新企画は郵便局巡り(11) 五十沢局(前半)~

前回の散歩で、宮城県から福島県へと戻り、伊達市梁川町に入った。 
同町内の郵便局は4月28日に粟野局を訪れてはいるものの、未踏破の郵便局が梁川、五十沢(いさざわ)、山舟生(やまふにゅう)、堰本と、四つ残っている。今日はこのうち関本局以外の三つを一気に片付けようと思っている。かなり強引ではあるのだが、今回の散歩の起点となる兜駅からは、山舟生の集落まで日面林道という林道が延びており、地図で見る限りではトレッキング気分で到達できそうに見える。で、山舟生からは丸森梁川線、川前梁川線の両県道を使って兜駅近くまで戻り、兜橋で阿武隈川の対岸に出て国道349号線を五十沢、そして梁川町中心部へと至るルートを想定していた。
電車を乗り継いで兜駅に到着したのは、8時33分のこと。ちょっとわかりづらいが、日面林道は下の写真の右端を通る道。背後の丘陵に向かって曲がりくねりながら延びていた。
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兜駅付近では舗装されていた日面林道だったが、5分も歩かないうちにダートと化す。これは予想の範囲内。雑木林の中、登り坂に挑む。 
もっと急峻な勾配を想定していたのだが、思いのほかなだらかだ。ちょっと登っては平坦な個所に出る。その繰り返し。もっとも、人家どころか田畑もなく、崖崩れ注意の標識などもあって一般の方が歩くのには向いていない道路だとは思う。であるからこそ、近在の方が植樹したと思われる若木が沿道にあると、妙にホッとしたりもする。
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かなり登った。眼下には阿武隈川と、これに架かる兜橋が小さく見えていた。これから山舟生を訪れた後一気に下ってこの橋を渡る予定なのだから、今日のルートは酔狂の一言に尽きる。
更にしばらく進むと、道路の舗装が復活し、前方、というか下方に集落が見えてきた。やった、山舟生だと思い集落の方へと降りてみる。が、よく見ると山舟生ではなかった。ここは大越という名の小集落で、山舟生はここからさらに一つ丘陵を超えた先にあるらしい。
が、一度降りてしまった道を再び登る元気は、さすがにない。私は山舟生行きを諦めた。また次回、別のルートで攻めればいいや… そう思いながら、阿武隈河畔へと降り、五十沢を目指すことにした。
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で、これが、間近で見た兜橋。センターラインこそ引かれていないが、道幅はなかなか広く、歩道も備わっている。
考えてみれば、梁川町の北東部で歩道がある道路はここだけではなかろうか。いや、待てよ。山舟生にもあったかもしれないな… そんな感じで過去の散歩の記憶を辿っていたら、急に山舟生に行けなかった悔しさが込み上げてきた。「歩道の有無が確認できなかったから悔しい」というのも、我ながらマニアックだなだと苦笑してしまう。
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