2012年10月13日 散歩だか観光旅行だか… 会津若松編 その1

仕事が忙しかったり休日に所用が舞い込んだりで、この4ヶ月ほど、すっかり散歩とご無沙汰になっていた。というか、もはや散歩しない休日が当たり前という状況になりかけていた。
でも、6年間せっかく続けてきた散歩だから、ここでフェイドアウトさせたくないなという気持ちも燻っていた。いい加減に、重い腰を上げて散歩を再開させようかと思う。
今日からの散歩のテーマは「これまで歩いたことのない街を歩き通す」。訪れたことのない街。あるいは訪れたことがあるけれどもなじみの薄い街を、少なくとも2時間以上かけて歩いてみようかと考えている。
栄えある(?)第一回目の行先は、会津若松市。1983年に小学校の修学旅行で訪れて以来来訪回数は6、7回になるかと思うのだが、いずれも市街地内はクルマで移動していたから、街並みを「点」でしか捉えていない所である。また、振り返ってみると、この街を最後に訪れたのは、6年前の秋のことであった。同じ県内だというのに、かなりのブランクである。
 
10月13日(土曜日)。いよいよ散歩の決行だ。
桑折駅5時41分発の電車に乗車し、6時53分着の郡山駅磐越西線に乗り換える。中山峠を越えて猪苗代町に入ると、磐梯山雄大な姿が車窓に飛び込んでくる。さっそく、スマホでパチリ。でも、頂上付近が雲で隠れており、会心の撮れ具合とは言い難い。そう言えば、風も結構強いようだ。今は晴れているけれども、天候に若干の不安を抱えてのプロローグだ。
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8時08分、会津若松駅に到着。
市街の北西端に位置するこの駅を基点に、街並みをいろいろと歩いて回る予定だ。
イムリミットは、この駅を11時11分に発つ快速列車。3時間あれば、ある程度のスポットは来訪可能かと思う。本当はもう少し歩きたいのだが、復帰第一戦ということもあり、若干抑え目のスケジュールである。
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まず向かったのは、市街の北東端に位置する飯盛山。白虎隊自刃の地として知られているが、私はまだここを訪れたことがない。未訪というのも恥ずかしいので、いの一番に足を運んだ次第。
駅から飯盛山までは、白虎通りという4車線の立派な道路を2キロほど進めばよい。歩道もきちんと整備されており快適な行程だったが、登り坂がダラダラと続く感じがする。
沿道は、城下町の枠外というロケーションもあってか、ロードサイドショップが少々進出している他は、住宅街であった。市街地東部を南北に縦貫する主要幹線の千石通り(主要地方道会津若松裏磐梯線)を過ぎると、田畑もチラホラと見られた。早くも街外れの雰囲気だ。
また、仮設住宅への案内板も、立っていたりする。震災や原発事故の被害が比較的少なかった会津若松市は被災者支援の面でも頑張っている街なんだと実感する。
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沿道に観光客用の駐車場や土産物屋が増えてくると、飯盛山に到着。このままエスカレーターを登って山内をゆっくり歩きたい誘惑に駆られたが、他にも訪れたいスポットが目白押しなので、入口だけ撮影して踵を返すことにする。おかげで、さざえ堂を思いっきり見逃す羽目になってしまったが…
それにしても、飯盛山の朝は早い。8時半になるかならないかというのに土産物屋がもう開いており、これからバスなどで訪れるであろう観光客を、今か今かと待ち構えているかのようだ。
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