2012年10月19日 散歩だか観光旅行だか… 大崎市古川編 その2

バイパスと合流し、国道108号線となった石巻別街道を更に西進。小牛田駅を出発してから1時間ほど過ぎたところで、北浦の集落に入る。位置的には小牛田と古川のほぼ中間であり、本当に10時50分発の列車に間に合うのだろうかとちょっと心配になる。しかも、北浦はまだ美里町域だから、焦りもしてしまう。
東北イノアックの工場が進出していることもあってか、集落は比較的規模が大きい。だから、美里町は米どころでもあるはずなのに、沿道からはなかなか田んぼが見えなかったりする。
イメージ 1
従って、集落のすぐ南側を通っている陸羽東線の存在も、ついつい見落としがち。非電化だから架線もないし、列車が通過しなければなかなか存在に気付かない。 
集落内には、北浦駅がある。小さな無人駅だが行き違い設備があり、朝夕のラッシュ時にはこの駅で列車交換が行われることもある。小牛田駅~古川駅間の陸羽東線は一日に上下合わせて49本の普通列車と1往復の快速「リゾートみのり」が温厚されており、非電化単線にしてはなかなかの過密線区。北浦駅は、運転上それなりに重要な地位を占めているのだ。
イメージ 2
北浦はまた、梨の産地でもある。沿道には「北浦梨」の幟を掲げた観光果樹園の売店がいくつか出店していた。恥ずかしながら、北浦梨の存在は知らなかった。宮城県で梨の産地と言えばまず出てくるのは仙台近郊の利府町の名前。仙台近辺だけが宮城県ではない。この県についてまだまだ知らないことがあるなと反省しつつ、歩を進める次第。
イメージ 3
北浦駅から3キロほど西進すると、ようやく、大崎市の標識が登場。と同時に、沿道にはロードサイドショップがチラホラと見られるようになってきた。古川の街まではあと3キロ弱。ただし、時計の針を見ると、既に10時を過ぎている。どうやら、今日の散歩は、古川に着いたところでジ・エンドということになりそうだ。ちょっと残念…
イメージ 4